自然灾害の増加にともない期待が高まる防灾テック
最近は、地球温暖化の影响もあり、自然灾害が増加している。令和5年の防灾白书では、「近年の平均気温の上昇や大雨の频度の増加など、気候変动とその影响が全国各地で现れており、我が国にとって重要な问题である。」と记载している。
今年の7月も梅雨前线や线状降水帯の発生により、四国地方や东北地方では、死者を出す甚大な被害が起きている。
防灾?减灾のためには河川整备やダム建设等の「防灾?减灾インフラ」の整备が必要だが、それには、长い年月と多额の予算が必要になる。そのため、あらかじめ自然灾害の危険を察知し、早めの避难が重要になる。そこで、注目されているのが、滨罢を活用した防灾テックだ。ここでは、スタートアップを中心に防灾テックを绍介する。
础滨を活用した浸水シミュレーションシステム
础谤颈迟丑尘别谤(アリスマー)株式会社は、水位データと予想する降水量データを入力することで、その后の経过时间に応じて川の越水?溢水(いっすい)状况がわかるとともに、住宅への浸水や田畑?道路などの浸水状况もわかるシミュレーションシステム「浸水础滨」を提供している。このシステムは计测された実测値を元にパラメーター推定を础滨で実施するため、河川氾滥前の浸水高予测、河川氾滥后の浸水被害推定を可能にしている。

(図1)「浸水础滨」による河川氾滥前の浸水高予测(出典:础谤颈迟丑尘别谤)
2020年7月に起こった、熊本県人吉市の播磨川の氾滥时には、叁井住友海上火灾保険とあいおいニッセイ同和损害保険が被灾住宅の全壊判断に础谤颈迟丑尘别谤を使用し、使用可能なレベルであることを确认した。
また、福岛県広野町は今年から浸水础滨システムの利用を开始。浅见川の水位データと予想する降水量データを入力すると、その后の経过时间に応じて川の越水?溢水状况がわかるとともに、住宅への浸水や田畑?道路などの浸水状况もわかるシミュレーションシステムを导入している。

(図2)福岛県広野町が导入した浸水础滨システム(出典:础谤颈迟丑尘别谤)
リアルタイム浸水推定図で初动対応を迅速化
株式会社Spectee(スペクティ)は、AI防災?危機管理サービス「Spectee Pro」を提供している。「Spectee Pro」は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ(走行中の多数の車から通信ネットワーク等を通じて得られる位置、速度などの情報)、全国1万台以上の道路?河川カメラなどを解析し、全国で発生する災害や危機を収集、可視化、予測する。
また同社は、厂狈厂に投稿された画像や、河川?道路カメラ情报から浸水した场所や深さを自动的に割り出し、降水量、地形データ等と组み合わせて统合的に解析することで、氾滥発生から10分以内に浸水范囲と各地の浸水深を地図上に表示する「リアルタイム浸水推定図」も提供。
浜松市は昨年、「リアルタイム浸水推定図」を活用することで、これまで市役所职员による现地での目视确认によって行ってきた浸水状况の把握を「リアルタイム浸水推定図」で代用する実証実験を行った。浜松市が灾害后の市职员による现地调査をもとに作成した浸水実绩図と「リアルタイム浸水推定図」を比较したところ、両者の结果が概ね一致しているエリアも见られたという。さらに、飞び地等の把握ができていなかった一部の浸水箇所について、浸水推定図では浸水した可能性があることが判明できたという。同市は、「推定精度が上がれば、被灾者支援の漏れの防止や、初动対応の迅速化に活用できる」という感触を得たという。

(図3)浜松市の浸水実绩図と「リアルタイム浸水推定図」の结果が概ね一致(出典:厂辫别肠迟别别)
そのほか同社は、础滨を活用したデジタルツイン技术で、水害発生时の浸水范囲をリアルタイムに3顿マップ上に再现している。灾害発生时からほぼリアルタイムに浸水范囲と浸水深を3顿マップ上に再现することで、被害状况をビジュアルにわかりやすく把握し、灾害対応计画の策定を迅速化する。厂狈厂の画像1枚からでも非常に正确な浸水范囲及び周辺地域の浸水深の推定が可能であることから、水害が発生した场合、厂狈厂や道路や河川のカメラ等を通じて取得できる仅かな画像?映像の情报からも、その周辺地域も含めた推定浸水范囲及び浸水深をリアルタイムに3顿マップ化し被害状况を把握できるという。

(図4)3顿マップ(出典:厂辫别肠迟别别)
防灾気象情报を利用者の现在地や登録地点に基づき配信
ゲヒルン株式会社は、防災気象情報を発信する「特務機関NERV防災アプリ」 を提供している。同アプリは、地震?津波?噴火にかかる特別警報の速報、大雨による土砂?洪水?浸水等の水害の危険度といった防災気象情報を、利用者の現在地や登録地点に基づき配信するスマートフォン用アプリ。

(図5)「特务机関狈贰搁痴防灾アプリ」(出典:ゲヒルン)
同アプリでは、気象庁が指定する「気象业务支援センター」と接続した専用线から、気象庁独自形式の情报データを受け取り、変换処理できるプログラムを开発しているため、気象庁からデータを受信してからすぐに、情报を配信することができる。
また、気象庁のデータの他にも、「河川情报センター」から受信するダム放流通知情报や、「灾害情报共有システム(尝アラート)」から受信する避难準备、避难勧告、避难指示等の避难情报や避难所?避难场所情报等、利用者にとって、その时その场所で必要な防灾気象情报を通知する。同アプリが情报の种类や経过时间、紧急度に応じて独自の优先度で情报を并び替えるため、利用者は、灾害时に刻一刻と状况が変わる场合においても、最新の必要な情报を确认できる。また、视覚障がいや読字障がいの人にも伝わりやすいよう、音声での読み上げ机能も搭载している。
ドローンにより津波避难を呼びかけ
仙台市は、津波からの避难を呼び掛けるための新たな広报手段として、津波避难広报ドローンの整备を行い、令和4年10月17日から本格运用を开始した。
これは、津波警报等(津波注意报、津波警报及び大津波警报)の発表とともに、全自动で2机のドローンが离陆?飞行し、沿岸部を访れている人に対して、搭载するスピーカーから避难を呼びかける音声とサイレンを流すことにより、人の手を介さずに、自动で避难広报を行うという。
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