防灾に向けた桥梁点検や灾害时の被灾状况调査でのドローン活用を検讨する江东区
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江东区 土木部 道路课
课长 - 大野 俊明
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江東区 土木部 道路課 工務係
係长 - 葉佐 佳司
災害対応におけるドローンの活用については、近年頻発化している大規模水害や2021年7月に発生した熱海市土石流災害においても、その有効性が改めて確認された。消防庁によると、2021年6月時点で全国の724消防本部のうち、383本部がドローンを所持して活用しているという。こうした取り組みは自治体にも広がっているが、東京都江東区では災害に備えた橋梁点検や、災害後の被害状況調査などにもドローンを活用する検討を進めている。そうした取り組みの概要について、江東区土木部道路課课长大野俊明氏と、江東区土木部道路課工務係 係长葉佐佳司氏からお話しを伺った。
年1回の桥梁点検でドローンの活用を検讨
东京湾に面し、隅田川と荒川に挟まれた江东区は、大部分が江戸时代の埋め立て事业によって开拓された歴史があるため、东京23区の中でも特に川が多い区域だ。それらの川を渡るための桥も多く、江东区が管理している桥の数は81桥となっており、これらに関しては5年に1回の频度での点検が国土交通省から义务付けられている。だが、近年は全国で台风などによる大灾害が毎年のように発生しているため、さらに短周期での点検が求められ、そうした点検记録を蓄积しておくことが、水害や地震などで桥がダメージを受けた际に速やかな復旧に繋がると考えられる。
そこで、江东区では桥梁点検をより効率的に実施するためのドローン活用について、検讨を进めている。その経纬について大野氏は、「2018年に芝浦工业大学の教授がメインとなって、桥梁点検におけるドローン活用の勉强会を実施しました」と振り返る。「国によって义务づけられた5年に1回の桥梁点検は外部委託しているのですが、それとは别に江东区では职员による桥梁点検を毎年目视で行っています。その点検にドローンを活用できないか、导入するとどのようなメリットがあるのかなどについて、検讨をしているところです」

実际にドローンを桥梁点検に取り入れてみると、どのようなメリットが得られると考えられているのだろうか。まだ検証の段阶ではあるが、江东区としてはドローンの活用によって、人间が入っていけない箇所や目视できない箇所も点検できるようになると考えている。「例えば、桥脚の上で桥桁を支えている支承(ししょう)と呼ばれる部分などは、陆上からでも桥の上からでも目视では确认できません。そういうところにドローンが入っていき、カメラで状态を撮影できることが大きなメリットになると考えています」(大野氏)。
その际に重要なポイントが、高精细なカメラを利用した鲜明な画像の取得であるという。ただ、画像自体は撮影后にじっくり确认するので、5骋などを活用したリアルタイム通信については、有効性を検讨中だという。他にも、ドローンで撮影することで、どのくらい点検作业の时间が短缩できるのかについても、「目视でぱっと见てしまえば确认できる点検箇所もあるので、従来の方法とドローンを活用する方法のどちらが効率的なのかに関しても、いろいろと研究しているところです」(大野氏)。
灾害后の被害状况调査にもドローン活用を検讨
一方、江东区では灾害に备えた桥梁点検だけではなく、実际に灾害が起きた后に必要になる被灾状况调査にもドローンの活用を検讨している。その効果を确认するため、2022年3月23日にミラテクドローンおよびミライト?テクノロジーズ(现蘑菇传媒)のサポートのもと、区内に灾害が発生した场合の土木施设(桥梁、道路、など)の被灾状况を、ドローンを活用して调査する训练を行った(写真1)。
(写真1)江东区とミラテクドローンおよびミライト?テクノロジーズによるドローンを活用した被害状况调査训练の様子
(出典:ミラテクドローンのプレスリリースより引用)

江东区とミライト?テクノロジーズは、灾害时に土木施设の安全调査および復旧を迅速に行うために、「灾害时における无人航空机を活用した支援协力に関する协定」を2020年7月に缔结している。叶佐氏は、「芝浦工业大学が行った勉强会にミライト?テクノロジーズさんも参加されていて、その际にドローンを灾害时にも活用できないかという话をしました」と、协定缔结のきっかけを説明した。
协定によれば、地震など大规模灾害の発生时にはミライト?テクノロジーズとミラテクドローンが、共に江东区からの要请に基づいて出动することになっている。その际、両社はドローンを活用して道路や桥梁を中心とした区内の土木施设を点検し、被灾状况を早期に把握して江东区に报告する。今回の训练では、江东区内全域に灾害が発生したと想定し、旧中川河川敷上空からドローンを飞び立たせて、周辺エリア全体および桥梁を中心とした被灾状况を把握した(写真2)。
(写真2)旧中川河川敷から飞び立ったドローンによる训练中の撮影画像
(出典:ミラテクドローンのプレスリリースより引用)
训练中にドローンで撮影された映像は、江东区役所へリアルタイムで中継された。その际、上空150メートルからの撮影映像を通じて、数百メートル离れた桥梁や道路の被害状况の把握ができたという。「同じドローン活用でも、灾害时対応の场合は事前の桥梁点検とは异なり、いかにリアルタイムに鲜明な映像が送れるかが必须条件でした。また、被害状况の把握では、构造物の亀裂や歪みよりも、実际にその桥での通行が可能かどうかを知ることが重要です。救急车が通れる状态なのか、安全确保のために直ちに通行止めしなければならない桥はないのかなど、ドローンの活用では初期点検に重点を置いています」(叶佐氏)。
今回の训练の成果について、叶佐氏は「私たちが想像できていなかったことや、知らなかったことがいろいろと体験できたことが、非常に大きな成果であると感じています」と语る。「人间による点検では、目线の高さで见た范囲しかまで判断できません。それが、ドローンによって高い位置から俯瞰的にものが见えるようになると、构造物の破损も见つけられるし、远方で火灾が起きているとか、烟が上がっているなど、広范囲まで把握できるようになります。そうした情报が、想像していた以上に鲜明に把握できることが分かりました。また、人が入っていけないような被灾现场の状况が把握できるという面でも、非常に効果があると考えています」(叶佐氏)。
训练と灾害时の乖离をどう埋めるのかなど课题は山积
今回の训练では、事前に许可を取ってドローンを飞ばせる范囲に制限があった。そのため、映像が定点観测になってしまい、実际の灾害时での対応との乖离を感じたという。「灾害时には、紧急対応でいろいろな场所でドローンを飞ばす必要が出てきますし、そのまま移动もします。そうした际に、现场がどのように见えるのかが训练では确认できませんでした。また、川や桥梁ならばカメラをズームして状况を把握できるのですが、道路の把握になってくるとほとんどが建物に隠れて见えません。実际にそこが通れる状况であるか否かも、ドローンが飞び回れないと判断できないし、灾害时に何が障害になるのかなども不明です。そうした乖离をどう埋めていくのかは、今后の课题です」(叶佐氏)。

また、実际にドローンを操作している现场侧と、映像を监视しながら指示を出す本部侧との通信についても、课题があるという。「训练でも、若干通信が途切れたことが何回かありました。灾害时の混乱において、どう通信を确保すればいいのかを决めておいたり、通信できなかった场合には、あらかじめどことどこをドローンで観察し、その状况をどうやって本部に报告するのかを决めておくことも课题と考えています」(叶佐氏)。
他にも、実际に地震などの灾害が起きた际に、职员が车で现场近くまでドローンを运んで飞ばすのか、あるいは区役所の本庁にメインのドローンを持ってきて飞ばすのかなど、まだまだ多くのことを决めておかなければならない。「区の职员も、今はドローンに関する知识が乏しいので、まずドローンについての基础知识を学ぶところから始まり、职员によるドローンの操作取得が必要なのかなども検讨していかなければと思っています」(大野氏)。
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