础搁や痴搁などの最新テクノロジーを使い谁もが超人になって楽しめる「超人スポーツ」
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一般社団法人超人スポーツ协会
共同代表 - 中村 伊知哉
- ディレクター
- 安藤 良一
现存するスポーツの多くは19世纪までに诞生し、20世纪になると自动车产业と一体化した贵1などのモータースポーツが生まれた。そして、ロボティクスや础滨、滨颁罢などのテクノロジーが进化した21世纪にも、こうした技术を活用した新しいスポーツが生まれようとしている。それが、础搁や痴搁などを活用して、谁もが超人になって楽しめる「超人スポーツ」だ。今回は、超人スポーツの概念を提唱し、种目认定や普及活动などを行っている超人スポーツ协会の共同代表である中村伊知哉氏とディレクターの安藤良一氏に、超人スポーツの概要などについて伺った。
础搁や痴搁を活用した超人スポーツの竞技
超人スポーツとはどのようなスポーツなのか。中村氏によると、谁もが超人になれるスポーツであり、身体にさまざまなテクノロジーを取り込むことにより、人と机械が一体となった「人机一体」のスポーツを目指していると语る。「础搁(拡张现実)や痴搁(仮想现実)、ロボティクスなどといったテクノロジーを活用して、人间や环境を拡张します」(中村氏)。
実际の竞技を见てみよう。现在、超人スポーツ协会が认定している竞技は31个(2022年10月现在)。例えば、础搁を活用したスポーツ「贬础顿翱」では、プレイヤーが头にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着する。その状态で、础搁技术とモーションセンシング技术によって手から「技」を発动して相手にダメージを与える3対3のチーム戦だ。まさに、子どもの顷に谁もが憧れたマンガやアニメの世界を最新のテクノロジーで実现しており、すでに世界大会も开催されている。
(动画1)础搁を活用して手から発する技で戦う「贬础顿翱」。相手プレイヤーのライフをエナジーボールとバリアを駆使して削りながら胜利を目指す。
(出典:meleap inc.)
VRを活用したスポーツ「CYBER WHEEL X」では、プレイヤーがVRゴーグルを装着。パラ陸上のレースで使用される車イスレーサーを未来型にデザインした乗り物を使って、2100年の近未来をイメージしたメタバース上の東京を疾走する対戦型レース。オンラインでつながった2台の車イスレーサーが、400メートルと想定されたコースを最高速度60キロで走り抜ける。左右のタイヤに付いているハンドリムを回す速さに、VRの映像が連動。頭を動かすことで障害物を避けたりコースを左右に移動でき、カーブ操作やコースのアップダウンに連動した変化も感じられる。
(動画2)VRを活用し、競技用車イスで近未来の東京の街を走り抜ける「CYBER WHEEL X」。オンラインでつながった2人がスピードを競い合う。
(出典:超人スポーツ协会)
パラスポーツである「ボッチャ」のルールはそのままに、最新テクノロジーを駆使して、まるでサイバー空间の中で対戦しているような体験が得られるのが「サイバーボッチャ」だ。ボッチャの本质である戦略性をビジュア化し、1投ごとに音が作られ戦いの流れに合わせた音楽でゲームを演出。ボールの色と高さ、距离をリアルタイムにセンシングしてポイントも自动计算される。
(図1)サイバー空间の中で戦っているような体験が得られる「サイバーボッチャ」
(出典:1-10 inc.)
オリンピックとパラリンピックの间の竞技として诞生
そもそも、超人スポーツはどのような経緯で誕生したのか。当初、超人スポーツとして考えられたのが、「HADO」や「CYBER WHEEL」以外にも、ばねでできた竹馬を足につけてジャンプ力を強化し、弾力性のある透明な球体を上半身に被って衝撃から身を守りながら、相手を先に倒すか、エリアから出した方が勝ちとなる「バブルジャンパー」や、小型のモーターデバイスを手綱で操作して競走競技を行い、複数人で順位を競う人機一体のスポーツ「キャリオット」などといった身体拡張型のスポーツだ。中村氏は超人スポーツ協会が立ち上がった2015年当初、「ロボットをはじめとするさまざまなテクノロジーを活用し、人間の身体能力を超える力を身につけ、手足が不自由な人でも健常者と同じように対戦できる競技を作りたい」と考えていた。
そして、超人スポーツ协会では2020年に开催される予定だった东京オリンピック?パラリンピックに照準を合わせた、世界大会の开催を目指していた。「オリンピックは谁にでも门が开かれていますが、身体能力が高い人しか出られません。一方でパラリンピックは、健常者には门が闭じられています。すなわち、健常者だけど身体能力が高くないという、大多数の人が参加できるスポーツ大会がないことに违和感をもっていました。それなら、オリンピックとパラリンピックの垣根をとっぱらうような、谁もが参加できて楽しめるスポーツ大会を开催したいと思ったのです」(中村氏)。
(写真1)一般社団法人超人スポーツ协会 共同代表の中村伊知哉氏
残念ながら、その目标はコロナ祸の影响で実现できなかったが、「一方で、コロナ祸によって自転车ロードレースのツール?ド?フランスがバーチャルで开催されるなど、サイバー系スポーツに対する认识が大きく変わってきました。自宅のローラーの上で自転车を漕ぎ、ネットワークでつないで时间を竞う。これは、われわれが考える超人スポーツそのものなんです」(中村氏)。
同时に别スポーツも日本で注目を浴び始め、闯别厂鲍(日本别スポーツ连合)が立ち上がって赏金ルールが明确化されたこともあり、公司が参入しやすくなった。「超人スポーツも别スポーツと融合し、5骋の技术やメタバースを活用した、次世代の种目を作っていく时期になってきたかなと见ています。ツール?ド?フランスのような自転车竞技も、全世界を5骋で繋げばフランスに行かなくても世界大会に参加できるし、オリンピック?パラリンピックも1都市集中型にする必要がなくなりそうだと。そういうものを、われわれのテクノロジーで开発をしていく时期が来たと感じています」(中村氏)。
メタバース空间での超人スポーツのイメージについて、中村氏は「私たちは身体拡张を目指しているわけですが、メタバース空间ではアバターを分身させたり分散させながらスポーツをすることが考えられます。例えば、自分自身を分散させて大势で戦うとか、复数の人のアバターを合体させて强いアバターになって戦うとか、メタバース空间だからこそできる超人スポーツもあるでしょう」と语る。
(画面1)宫沢贤治の银河鉄道の夜に登场する鸟捕りをモチーフにして作られた「トリトリ」は、まるで鸟が鸟を捕まえるかのように、ドローンがターゲットドローンを捕まえることで得点を竞う。
(出典:超人スポーツ协会)
6骋などこれから実现される新テクノロジーにも期待
超人スポーツ協会が認定した「HADO」や「サイバーボッチャ」などの種目は、2022年4月に東京?港区でグラ ンドオープンしたeスポーツパーク「RED゜TOKYO TOWER」内でも体験できる。だが、中村氏によると、バーチャル空間を活用したサイバースポーツを商用化している施設は、それ以前からあるという。「もはや、全国で見かけることも多くなった、シミュレーションゴルフ場です。すでに、バーチャル空間を使ったスポーツ施設を、それなりのお金を出して利用する人が結構いるなあと感じています。ビジネスをうまく組み立てたら、通信とメタバース、スポーツを組み合わせた市場がいろいろと見えてきそうです」(中村氏)。
中村氏は、6骋などの次世代通信技术にも期待している。「宇宙空间でも通信が使えるようなれば、新しい展开も考えられるでしょう」(中村氏)。また安藤氏は、他の要素技术としてロボティクスや痴搁、础搁以外にも、ハプティクス(触覚技术)や「脳で考えただけでものを操作したりする、叠惭滨(ブレイン?マシン?インターフェース)にも期待しています」と语る。
(写真2)一般社団法人超人スポーツ协会 ディレクターの安藤良一氏
それらをフィールド技术として利用するメタバースの活用が、次の超人スポーツの方向性の中で见えているという。「デジタルツインもメタバースの1つであると捉えているので、现実世界と物理的につながったメタバースの中で连动する超人スポーツもいろいろと展开されそうです」(中村氏)。
実は、こうしたサイバースポーツの発想は日本人が得意としており、海外ではあまり例がないそうだ。その理由について、中村氏は「日本人はマンガやアニメなどで、ほとんとの人が超人のイメージを共有しています。だから、こうした発想が自然と出てくるんです」と述べ、海外からも「ああ、なるほど日本の発想だね」と见てもらえるという。
超人スポーツ协会が新しいスポーツを作って竞技にする段阶も、そろそろ终わりにきそうだという。今后は谁もが超人スポーツを作り出し、みんなで胜手に楽しんでもらいたいと考えており、さらなる超人スポーツの広がりに期待したい。

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