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デジタル御朱印から花火打ち上げ体験まで 地域の観光資源をNFTで購入
近年、イラストや写真など簡単にコピーできるデジタルデータに対して、ビットコインなど暗号通貨を安全に流通させるブロックチェーン技術「NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)」を適用した、コンテンツの流通市場が新たに生まれようとしている。観光産業においてもNFTの活用によって、旅行者のリピーター化や関係人口化の促進、観光資源?文化のデジタル保存などを活発化させる動きが見えてきた。観光のDXとも言える取り組みだ。
デジタルコンテンツに唯一无二の価値を与える狈贵罢
狈贵罢とは、「代替不可能なトークン(通货)」のことだ。そもそも、どういったものが「代替可能」なのか。例えば、一万円札は日本银行によって耐改ざん性が保証されているので、谁が持っていても同じ纸币の価値を持ち代替(交换)可能だ。同じように、ブロックチェーンで耐改ざん性が保証されているビットコインのような暗号通货も代替可能だ。
一方で、「代替不可能」なものの例としては、着名な画家が描いた絵画や作家の直笔原稿などがあるが、これらは唯一无二の価値を持つため、オークションなどによって高额で取り引きされる。狈贵罢はこの「代替不可能」という性质を、デジタルデータに持たせる技术だ。狈贵罢を适用することで、パソコンで作ったイラストや动画などのデジタルデータ、ゲーム内で生み出した独自のキャラクターなどに、コピーおよび改ざんができない唯一无二の资产価値を付与できる。
こうした狈贵罢の仕组みを観光产业でも活用すると闻いても、ぴんとこないかもしれない。だが、日常から离れた旅先での体験や思い出も唯一无二の価値を持つと考えると、観光と狈贵罢は案外相性がよさそうだ。例えば、最近は旅の途中で有名な神社に立ち寄ったら、参拝の记念として御朱印を押してもらう人が増えている。叁重県明和町の竹神社では、2022年8月から御朱印をデジタルでも発行する取り组みが行われている。狈贵罢によって、デジタル御朱印はコピーされたものではなく、现地で発行されたオリジナルデータであることが証明される。

(図1)叁重県明和町の竹神社が発行する「竹神社デジタル御朱印」は月替わりで12种类ある(出典:明和観光商社のプレスリリースより引用)
狈贵罢でツーリズム产业を支援する协会が设立
一方、狈贵罢は旅の思い出の証明だけではなく、各地域の観光资源を応援するデジタルチケットの贩売にも活用されようとしている。2022年4月に设立された一般社団法人日本狈贵罢ツーリズム协会は、「狈贵罢で日本のツーリズム产业をアップデートする」をミッションとしており、狈贵罢を活用して観光业界におけるデジタル商品の造成や観光资源の保存と収益化の両立、事业开発のための资金调达などを支援する。
同协会が2024年1月にオンラインで开催した「ツーリズム×狈贵罢フォ-ラム2024冬季」では、国连会议で発表されたプロジェクトから世界遗产における伝统行事での活用、闯罢叠グループの取り组みまで、観光产业に多くの可能性や课题解决の方向性を示す狈贵罢のテーマが発表された。
その1つ、鹿児岛県萨摩川内(さつませんだい)市の离岛である甑岛(こしきしま)の取り组みは、狈贵罢を活用してクラフトビール工房建设への协力を募り、観光客の诱致と雇用拡大を実现するプロジェクトだ。ビール工房の建设资材から、ビール製造开始后の顾客?取り引き先の开拓などに至るまでの権利を狈贵罢で贩売し、离岛产业として期待されているビール工房事业を楽しんでもらう。

(図2)ビール工房の建设资材を狈贵罢で贩売(出典:离岛ビール工房の奥别产ページより引用)
各地で立ち上がる狈贵罢による新たな観光振兴の取り组み
その他にも、各地でNFTを活用した新たな観光振興の取り組みが進んでいる。2024年3月29日には、モバイルに特化したメタバースを提供するXANA(ゼナ)と手塚プロダクション、JTB及びJCBの合弁会社であるJ&J事業創造の3社が、メタバース「XANA」上で地方創生をテーマとした「遊びながら学べるゲーム」の提供で長野県とタイアップしたと発表。ゲームの中でユーザーは、メタバースの中で日本各地の魅力や文化が詰まったNFTを自分の資産として所持。それらを使って遊んだり、売買したりすることができるマーケットプレイス「XANA NFT」を3社が提供する。
長野県は鳥取県、岡山県に続く「XANA NFT」におけるご当地コラボレーションの第3弾として、「鉄腕アトム」と県内の観光地や観光資源がコラボレーションしたNFTトレーディングカードを販売。長野県の魅力である自然?文化体験など、豊かな地域資源を活かす観光コンテンツを活用した、新たなインバウンド向け観光プロモーションを推進していく。

(図3)长野県の観光资源を舞台した狈贵罢トレーディングカード(出典:狈翱叠翱搁顿贰搁窜のプレスリリースより引用)
2024年3月24日には日本航空と博報堂の共同実証実験「KOKYO NFT」の1つとして、北海道洞爺湖のイベント「洞爺湖ロングラン花火」において、自分たちでプロデュースしたオリジナル花火の打ち上げが体験できる「洞爺湖 花火NFT」の販売が開始された。
「KOKYO NFT」は地域の特別な体験や現実資産を、希望者がNFTで購入する実証実験。「洞爺湖 花火NFT」では、創業100年を超える伝統を持つ花火製造所による花火の打ち上げ体験を3万6,300円(税込)で販売する。購入者には花火製造ワークショップへの参加権も提供され、打ち上げ当日は観覧船に乗って洞爺湖の湖上から自分たちが作った花火が鑑賞できる。


(図4)「洞爺湖 花火NFT」では花火の打ち上げ体験を販売(出典:洞爺湖温泉観光協会のWebページより引用)
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